こんばんは!k-tatsuです。
突然ですが、ここまで時間・お金をかけたから続けないともったいない・・・として行動してしまっていることはありますか?
僕は、今回の記事タイトルである「サンクコスト(埋没費用)」を知るまで「もったいないから・・・・」と
続けてしまったことがたくさんありました。
皆さんもこのようなことは今までに経験があるはずです。
サンクコストの概念について知るだけで、機会損失について考え、より良い選択ができるようになります。
1.サンクコストとは
サンクコストとは、すでに発生してしまい、回収ができないコストのことです。
「埋没原価」「埋没コスト」とも呼ぼれます。
将来の収益を検討する時に意思決定をする際は考慮しないのが一般的です。
しかし、過去に発生した費用をすでに支払っているので、「もったいない」と
感じてしまい、サンクコストに引きずられることで、別のやり方や行動が実行しにくくなります。
2.サンクコストの例
例えば、僕の経験ですが、CMで告知されていた映画が面白そうだと思い、映画館へ見に行ったが開始30分で「つまらないな」と感じてしまったが、映画のチケット代金を支払ったんだからもったいないから最後まで見よう。。。と見続けた結果、やはり面白くなく、無駄な2時間を過ごしてしまった。
30分で映画館を出ていたら、1時間半の時間を別のことに使えたのに。。
また、ある漫画の単行本を買っていたが途中から面白くなくなってしまい、毎月買うのを辞めようと思ったが、1巻から12巻まで買ってしまったので、ここまで買ったのだから買い続けよう。。。結果、20巻まで買ったが、やはりおもしろくなかったが買い続けてしまった。
買わなければ、8巻分の約4000円が手元に残っていたのに。。。
などなど、他にも日常的にサンクコストはいっぱいあります。
サンクコストは、どうやっても取り戻せないため、意思決定の際に無視すべきです。
しかし、意思決定の場では、「せっかく買ったのにー」と、心理的な影響によって
サンクコストを無視することができなくなってしまいがちです。
もう使うことのない古いパソコンが自宅に保管されていたりしませんか?
古いパソコンはもう使うことがなく、捨てるしかないわけですから、捨てるかどうか悩むことそのものが無意味です。
ビジネスでいうと、投資判断時、過去の出費は、サンクコストとみなし、考慮しないのが一般的です。
膨大な金額の研究開発費を過去に投資している新規プロジェクトの場合、「これまで莫大な費用を掛けたのだから、今更撤退できない」と判断されがちです。
しかし、過去の投資はサンクコストです。
現在から将来のキャッシュフローを評価し、その結果、価値を生み出さないのであれば、撤退して新たな立案をするべきです。
3.まとめ
サンクコストは、意思決定時、人間の心理に強い影響を及ぼしますが、
思い切って切り離す強い意思決定が必要です。
無駄になったサンクコストについて過去を蒸し返したり、
後悔をしないことが重要です。
以上、サンクコストについてでした。
では、また〜♪