こんばんは!k-tatsuです。
よくある会話の中で「また食事でも行こうよ」と言ったら、「また行きましょう」と返事があったが、そのまま流れてしまったことはないでしょうか?
もしその人と食事へ行きたくて誘おうと思ったら、もう一度連絡しなくてはならなくなります。
その場合、連絡しにくくてそのまま諦めてしまうこともあるかもしれません。
そこで、一度で高確率で食事へ誘える方法をお伝えします。
今日のテーマは、「ダブルバインド効果とは?」です。
ダブルバインド効果とは
ダブルバインド効果とは、「二重拘束」という意味です。
2つの矛盾した命令をすることで、相手の精神にストレスがかかるコミュニケーションの状態です。
相手がどちらの選択肢を選んでも、こちらが意図した選択・結果へと無意識的に誘導するもので、複数の条件を提示しつつも実は相手の行動を拘束(バインド)するという、「相手に選択肢を与えない」手法です。
しかし、モラルハラスメントやパワーハラスメントを招きやすいので、使い方には注意が必要です。
ようは、選択肢を2つ出して相手を自分が思っている方向へ誘導する心理テクニックになります。
食事を誘う例
冒頭で述べたように、
「またご飯でも食べに行きませんか?」
というと、
相手は大体の確立で
「ぜひ、また行きましょう」
となってしまいます。
が、そんな時にこのダブルバインドの出番です。
誘い方は始めから2択で誘うのがポイントです。
たとえば、
「今週か来週の週末、金曜日か土曜日の夜、ご飯を食べに行こうよ」
と最初から選択できる状態を作ります。
相手の頭には
「行く」・「行かない」
ではなく
「金曜日」・「土曜日」
で考えるので、「食事へ行く」というのが、実行されやすくなります。
ビジネスでの応用
この「ダブルバインド効果」は、ビジネス面でも応用ができます。
例えば、営業でアポイントをとるときに、
「いつが空いていますか?」と聞くセールスパーソンは論外です。
例えば、現時点が月曜日や火曜日の週の初めであれば、
「今週か来週だとどちらがご都合よろしいでしょうか?」
と聞き、今週と答えたお客様は、こちらの商品やサービスに比較的興味がある方か、
もしくは仕事をきっちりする、仕事ができるタイプかが多いです。
今週と答えられた場合は、事前に頭に入れている自分のスケジュールの空いている時間を2つ程度、候補として提案します。
例えば、
「では、水曜日の午前中か金曜日の午後はいかがでしょうか?」
という具合に。
こちらから候補日・時間を提案しないと自分のスケジュールが埋まっている可能性があるからです。
このトーク展開は、「ダブルバインド」でもありますが、「二者択一話法」と言って、二択の選択肢を与えていくことで誘導しやすくなるという方法です。
非常に簡単なので、日々の仕事やデートに誘うときにぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
以上、「ダブルバインド効果とは?」でした。
では、また〜!