こんばんは!k-tatsuです。
中米のエルサルバトルがついに仮想通貨であるビットコインを法定通貨にしたことをご存知ですか?
個人的には価値の変動が激しく、本来、価値の保存としての役割をしている通貨に対して安定的な利用が可能なのか、先行きが気になりますね。
今日は投資の判断指標の一つであるROA,ROEについて学んでいきましょう。
ROAやROEは、企業の総合的な収益力を判断するための指標としてよく用いられます。
なぜ指標を使うかというと、指標を使うことで、他社と比較するときや時系列での
評価などができるからです。
では、それぞれ何であるか説明します。
1.ROAとは
ROA:総資産利益率(Return on Assets)
ROAとはリターン・オン・アセッツの頭文字で、企業が所有している資産(純資産)を使って、どれだけ利益をあげているかを示す指標です。
ROAは”当期純利益”を”資産合計”で”割る”ことで算出できます。
細かく分解すると、、、
なので、ROAを高めるためには、工場や店舗などの稼働率を高めるなど、
総資本回転率を向上させるか、コスト削減などで売上高事業利益率を向上させる必要があります。
ROAを分解し、要因を分析することで、その背景にある事業戦略や活動の特徴が見えてきます。
また、日本のROAの平均値は約3%で、アメリカは約6%です。
2.ROEとは
ROE:自己資本利益率(Return on Eqity)
ROEとはリターン・オン・エクイティの頭文字で、株主の持ち分である自己資本が
1年間でどれだけの利益をあげているのかを示す指標です。
ROEは”当期純利益”を”自己資本”で”割る”ことで算出できます。
利益重視の流れの中で、企業の目標としてROEを掲げる経営者が増えてきています!
細かく分解すると、、、
ROEは自己資本の活用度を表しています。
ROEを高めるためには、負債の割合を増やして、財務レバレッジを高めるか、総資本回転率、売上高純利益を向上させる必要があります。
ROEを分解して、要因を分析することで、その背景にある事業戦略や財務戦略の特徴が見えてきます。
また、日本のROEの平均値は約9.8%で、アメリカは約15%です。
3.まとめ
ROAとROEの使い分けを理解しましょう!
ROAで「経営効率」を見て、ROEで「株主への還元度合い」を把握することができます。
ROEは銀行借り入れなどを負債を増やし、財務レバレッジを向上させることで高めることができますが、高ければ良いというわけではない。財務リスクが増大してしまうからです。
ROAやROEを見るときは、上で説明したような分解をして、何が高めている要因なのかを分析し、企業価値の把握や投資に繋げて下さい。
また、ROE、ROA以外にもPERやPBR、Dividend Yield(配当率)なども判断指標として用いることもありますが、また別の機会に触れていきたいと思います。
では、また〜!