こんばんは!k-tatsuです。
夢のマイホーム。ほしいですか?
僕は現在、賃貸マンションに住んでいますが、もともと実家は地方の田舎で一軒家だったので、やはり一軒家に住みたいなと思うこともあるのですが、今回は賃貸とマイホームについてどちらがお得なのか?について考えていきましょう!
どちらがお得か?
結論ですが、賃貸がお得か、マイホームがお得かは人によって前提条件が違うのでどちらが良いのかは一概には言えません。
リセールバリューという考え方
リセールバリューとは売却時の金額で、持ち家を売るときにいくらで売れるかという考え方です。
リセールバリューが高くなるケースは、
・都心や土地開発が進んでいる一等地
・住みたい街ランキングで上位のエリア
・人口が増えている地域
逆にリセールバリューが安くなるケースは、
・田舎や駅から遠いところ
・治安の悪い、人気がないエリア
・人口が減少している地域
しかし、そもそも日本はどんどん人口が減少しており、また、アメリカなどと違い、建物に価値がつ来にくいため、値段が上がる物件を見つけるのは素人ではかなりハードルが高いようです。
また、新築物件には、新築プレミアムといって誰も使っていないということに値段がつき、販売価格にプレミアムが乗っかっています。(実際に売り出すための人件費や広告費などが乗っかっている)
そのため新築マンションに誰かが入居した瞬間、そのマンションは新品ではなくなり、価値が下がるということです。新築プレミアムは販売価格の1~3割が相場と言われており、購入後すぐに売却したとしても1~3割ほど値段が下落してしまいます。
また、中古のマンションなどを購入する場合も大規模修繕などで修繕費が大きくかかってくることがあるので注意が必要です。
賃貸とマイホームの費用の比較
まず、賃貸ですが、賃貸契約時に物件によっては、敷金・礼金がかかります。
月々の家賃・共益費、また、賃貸更新料がかかる場合もあります。
次にマイホームですが、家賃はかからない変わりに、住宅ローンを組んだ場合は、住宅ローンの金利、火災保険、固定資産税、修繕費などがかかってきます。
けれども、ローンを払い終わったら完全に自分の城になるからマイホームの方が良いのでは?
との意見もありますが、30年のローンが払い終わり、築30年越えの家に価値がつくでしょうか?
ちなみに建物は、木造の場合、耐用年数(対象資産を使用できる期間のこと)は22年なので、20~25年で価値がゼロになります。RC(鉄筋)の場合、耐用年数が47年です。
投資の観点から見た場合
では、居住用としてのマイホームを投資の観点から見た場合、どうなのでしょうか?
別に売るわけではないし、最後まで住み続けるから売値とか関係ないじゃん?
という意見がありそうですが、別の視点から見てみましょう。
例えば、マイホームを3000万円で購入するために頭金を2割の600万円用意し、残りの2400万円をフラット35で金利が0.9%とします。
まず、頭金の600万円を銀行に35年預けた場合は、現在金利が0.001%くらいなので、600万・・・とんで2100円になります。ということは利子が2100円ですw
少ないですね。
次に利回り4%/年複利インデックスファンドに35年間投資した場合は、なんと23,676,534円!
約4倍に!複利の力はすごいですね!
ということは、住宅購入の頭金600万円を支払うことで、差額の約1700万円の機会損失となります。
次にローン分の2400万円ですが、固定金利0.9%(超低金利)で35年ローンですが、利息を含めた返済金額は、約2800万円です。
ということは、元金2400万円を35年×12ヶ月で割った月に約6万円と同等金額の賃貸に住んでいた場合と比べると400万円多く支払うことになります。また、これにプラスして修繕費や固定資産税などが乗っかります。
いかがでしょうか?
ただし、マイホームを持つことで幸福感が上がったり、仕事に精が出たり、家族と仲良く過ごせるようになったりと経済的合理性以外の部分では測れないものもあります。
一方で、マイホームをローンで購入したことで、経済的自由から遠のいてしまったという声もあるようです。
最後に決めるのは自分なので、住宅メーカーの営業マンの口車に乗せられず、しっかりと調べて吟味してから選択するように心がけましょう。
以上、賃貸VSマイホームでした。
では、また〜♪